小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

14 美輪明宏「愛の話 幸福の話」& 日々是好日

三輪さんファンです。 これほどの美形で、才能があり、生き方を貫き通しているすごい人と思う。 銀巴里で、三輪さんのステージを見た。 映画もTVも見た。 youtubuも、本も何冊も読んだ。 脳梗塞からの復帰・・・! すごいでは足りない。 自分の語彙の少なさが歯がゆい。 「ー美のまとい方ー  すべのてものには波動があります。  美しいと感じるものはいい波動を、  嫌悪感を与えるものは悪い波動を出して…

13 ジル・ボルト・テイラー「奇跡の脳」& 袖すりあうも

TEDで、話を聞いた。 脳科学者が、脳卒中になり、8年かけて復帰していく体験談。 こんなにエキサイティングな話があるだろうか! 早速本を買った! (久々にTEDで、また見たが、涙が出た。すごい!今も見られて幸せ ) 「この本は、激しい脳出血から完全に立ち直った神経解剖学者による  ーわたしが知るかぎりー  世界で初めての記録です。」と書き始めている。 「「脳卒中の後、六か月以内にもとに戻らなかっ…

12 手塚治虫「火の鳥」「ブラックジャック」&  体操

手塚さんは60才の若さで亡くなられた。 働きすぎ! 勘三郎さん享年53才・・・わたしにとっても勘三郎さんは先代のことで、勘九郎ちゃんのほうが未だにぴたっとくるが・・・、彼も働きすぎと思った。 人間は肉体を持っているので、どんなに精神が働けといっても、 いつかは、身体が黄色信号を出し、赤信号を出し、ついには機能を停止させてしまうのだ。 手塚さん、来世も描くのかしら・・・ 手塚さんの顔も、声も、テレ…

11 津田真一「反密教学」& 辻雅榮さん(金沢の宝泉寺)

すごい本。 2008年に改訂版が出版された。 冒頭にこうある。 「・・・私の学問がその時点でどこに、どのようなものとしてあるにせよ、  またそれがどこに向かって進んで行くにせよ、  それは運命、単に抽象的な概念としての運命ではなく、 すでに一種の霊(ゲニウス、あるいはガイトス)的な存在であるところの運命の 目的論によって、多分最初から、そう決定されていたのだ、というのが、 すでに旧版『反密教学』…

10 高村光太郎「智恵子抄」& 葡萄が届く

母と本やへ行き、自分で選んだ。 12才のあの日から、ずっと私のそばにある。 久々に開いた。 〇のついている詩がたくさんあった。 『深夜の雪』 「・・・「これみや、もうこんなに積もったぜ」   と、にじんだ声が遠くに聞こえ  やがてぽんぽんと下駄の歯をはたく音  あとはだんまりの夜も十一時となれば  話の種さえ切れ  紅茶もものうく  ただ二人手をとって  声の無いこの世の中の深い心に耳を傾け  …

9 野口三千三「原初生命体としての人間」& ついに引っ越し終わる

私が通った俳優の養成所は、カリキュラムが充実していた。 体操は、野口体操だった。一番弟子である池田潤子先生に学んだ。 野口先生の特別講座があった。迫力! 養成所を卒業し、劇団に入り、娘を妊娠するまで5年間、野口体操教室に通った。 レッスン後、先生を囲んで喫茶店でのランチが楽しかった。 「野口体操 からだに貞く」 「野口体操 おもさに貞く」 これらの本を書かれたころ、まさに野口先生に学んでいた。 …

8 多田野弘「語録2008」& 蝉取り

毎月、多田野さんから語録が届く。 ありがたいことと思う。 今月は、2008回目で「鈴木大拙に学ぶ人間学」がテーマだった。 「・・・私が戦場で死を決意できたのは、 日本的霊性ともいえる大和魂だったのである。 戦後も、毎年、元旦の海で寒中水泳を49年間、 93歳まで苦も無く続けられたのも、 ひとえに魂の導きによるといえる。 生を受けて以来 「宇宙の意志、大自然の力である神」によって生かされ、 しかも…

7 米津千之「日本の動念」&のんちゃん

米津千之先生(よねつせんじ)との出会いは28年前。 天風会館で近松を上演したとき、 5ステージ5人のゲストに近松を語ってもらった。 天風会館でやるので、天風会の方にも語ってもらいたいと、お願いしたら 米津先生を紹介された。 米津先生は、国文学者。 「僕はね、江戸時代には神はいないと思っていたんだよ。 しかし、近松が、庶民の中に神を見出したんだね」 米津先生のおうちをお借りして「古事記研究会」もや…

6 大塚ひかり「源氏物語」& 手巻き寿司

先日テレビに大塚ひかりさんが出ていた。 かわいらしさを残していた。 15年ほど前に、「源氏物語」を語っていたころ出会った本。 面白かった。 今名前がどうしても出てこないが、 「80過ぎたばあさんの話を聞こうなんて・・・」と とても面白い講座をテープで聞いた。 大塚さんと、その方が、目からうろこを取ってくれた。 京都御所の紫式部が住んでいた場所を通るたびに、 「ここで書いていたんだなぁ」と千年の時…

5 東城百合子「自然療法」& 打越さん

私が持っているのは1990年 第420版と、平成16年 810版のもの。 1978年(昭和53年)が初版だから、日本の中でも傑出のロングセラー。 椎間板ヘルニアの治療のため、佐賀県に行ったのが1992年。 治療は、2種類の漢方薬と、 朝日と夕日を見ながらソワイショーを30分、 あとは寝ているだけ。 打越さんという女性がある日、枇杷の葉を持って病室に来られた。 椎間板ヘルニアを完治された方だった。…