小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

7 米津千之「日本の動念」&のんちゃん

米津千之先生(よねつせんじ)との出会いは28年前。
天風会館で近松を上演したとき、
5ステージ5人のゲストに近松を語ってもらった。
天風会館でやるので、天風会の方にも語ってもらいたいと、お願いしたら
米津先生を紹介された。
米津先生は、国文学者。
「僕はね、江戸時代には神はいないと思っていたんだよ。
しかし、近松が、庶民の中に神を見出したんだね」
米津先生のおうちをお借りして「古事記研究会」もやった。
中村天風、筧克彦、折口信夫、サトーハチロー、阿部國治、野口三千三・・・、
「僕は師に恵まれたよ」
これらの先人との交わりを幾度も聞き、
そのたびに、ワクワクした。
「いつでもおいで、待ってるよ」凛とした声が聞こえる。
宮沢賢治を愛し、童謡を歌い、拒むものはなく、こころの自由な人だった。
102才で亡くなられて、10月で7回忌を迎える。



今日の午前中、雨の合間を縫って、
のんちゃんが、パイプ椅子10脚を取りに来てくれた。
米津先生からいただいた、石の富士山も、のんちゃんが貰ってくれた。
「わぁ、米津先生のですか!『今が長かれ』の下に置きます!」
『今が長かれ』は、先生の名刺の裏に印刷されたことばで、
のんちゃんの旦那さんは、『今が長かれ』という曲を作り、
今も歌っている。
のんちゃんとは、共時性がたびたび起こり、
一体どんなご縁があるのだろうと、ふたりで笑いあっている。
今日は、娘もいたのでのんちゃんもたくさん語って嬉しそうだった。
よかった。(^0^)V


アパートからの引っ越しはほぼ終わり、
明日は、ごみ捨て。がんばろ~

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