小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

597岸本葉子「四十でがんになって」&大腸がん検査陽性

岸本さんの本が現実味を帯びてきた。
もういちどじっくり読みなおそう。

★晴れ
 さわやかな1日。
 かずくん今日から登校。


 朝8時に電話「行った?」
「うん、行ったよ・・・かずくん、朝早く一人で起きて、身支度もして、
 パジャマもたたんで・・・あ!かずくん水筒忘れてる!
・・・ま、いいか、今日は10時半に帰ってくるから」
「ええ!届けに行ってあげてよ。先生が水筒はここに置きなさいね、
 と説明したとき、水筒なかったらかずくん可哀そうだよ」 
「うん、ちょっと行ってくるわ」
 しばらくして電話あり
「かずくん、彫刻みたいにじっとしてた。緊張してるんだね」
「え?教室にまで入ったの?」
「廊下に近い席だから渡せた。他の親もいた」
 よかった・・・


 午前中、この前受けた『特定健診』の結果をもらいに医院へ。
「大腸がん、陽性が出てますから、精密検査を必ず受けてください。
 それと、腎機能が低下しています。
 血圧も高いので治療に入ったほうがいい。薬飲んでますか?」
「いいえ」
「飲んだ方がいいですね」
「146で高いですか?」
「高いです」
「今朝計ったら129でした」
「あ、そうですか」・・・・血圧はすぐに上下する。なんでだろう?


大腸がん、1本目は陰性で、2本目が陽性。


3年前に乳がんをやったみきちゃんに電話。
「あのね、相談したいことがあって・・・」
みきちゃんは、精密検査を受けたほうがいい、と強く言う。
「まだまだ一緒に舞台やりたい!絶対長生きしてください!」
・・・・・ありがと・・・・
みきちゃん、琵琶の稽古が始まるというので、一旦電話を切る。
精密検査受けよう。


なぜか気になり、大腸がんの検査を生まれて始めて受けたこと、
つい最近、夫を肛門科に連れていき、「この先生いいなぁ」と思ったこと、
ガンが見つかり、先生も見つかり、運がいいなぁ。
こだまさんに予約をいれた。
診察は明日の午後、大腸カメラは5月11日。


万が一手術になったら
かっちゃんをどうしよう・・・6月25日の舞台どうしよう・・・
娘んちのサポート、私がいないと困るよね・・・どうしよう・・・


ネットで「手術から退院」しらべ、「退院から仕事復帰」を調べた。
ショートステイでかっちゃんを預かってくれる施設も調べた。


わたしは19才の時39才の母を亡くしている。
19才から「死」が私の横にいる。
死の恐怖はないのだが、夫と娘が困るだろうな、と。
「夫を見送るまでは死ねないなぁ」
「美和ちゃんがある程度成長するまでは死ねないなぁ」
「太一とかずくんの歯の矯正が終わるまであと6年は死ねないなぁ」
「娘とゆうちゃんのサポートあと10年はしてあげたいな」 
 と思っているが、これは我欲。
「いのちの火」が消える時は消えるのだから、
「わたし」がどうこういえるものではない。
 人生をもう一度リセットしなさいと、天の声かな。
 こころ平坦に、明日診察受けに行こう。


お隣さんの花、きれい・・・

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