小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

4 三浦綾子「塩狩峠」三浦光世「綾子へ」& かずくんのおやつ

三浦夫妻との出会いは、ひょんなことだった。
30年も前、新年のあいさつ回りで、営業部長と都内を回った。
「三浦さんの旦那さんの歌がよくてね、このテープをよく聞くんだ」
「へぇ、聞かせてください」
車のカセットから、赤トンボの前奏が流れた。
〽ゆうや~け こやけぇの あかとんぼ~
その男性の声を聴いたとたん、魂が揺さぶられ
わぁっと涙があふれてきた。
ほんの1小節を聞いただけで感動するなんて初めての体験だった。
あいさつ回りの間中、泣き顔だった。
『結婚30年のある日に』のテープを探し求めて手に入れた。


旭川公演の時、営業部長は、三浦夫妻のおうちに、わたしを連れて行ってくれた。
わたしがテープの歌で感動していたことを覚えていてくれたからだった。
「このお花のようにかわいい方ね」
綾子先生はそうおっしゃった。え、わたし?
それがきっかけで、お手紙を書くようになった。
光世先生からきっちりお返事をいただいた。
綾子先生が亡くなられたあと、旭川へ行ったとき、おうちを訪ねた。
「食事に2時間もかかっていて、私も疲れていたんですよ。
階段の途中で座り込んだ綾子に、そこはベッドじゃありませんよ、といったんです。
綾子はそうとうしんどかったんでしょう、2階のベッドに横たわったまま、
その日に救急車で運ばれたんです。」
光世先生は、自分を責めていた。
あれだけ看病し、あれだけ尽くした人が、こうして悔やまれている。
わたしはただ「十分されました」としか言えなかった。


三浦光世先生、あんなに優しいあんなに克己の人を知らない。
2014年10月30日に80才で亡くなられた。合掌


★今日は、かずくんのバレエの日。
 帰りに、スーパーに寄る。「おかしほしいな?」「一人50円いいよ」
お菓子売り場で、19円と12円と19円とおまけ10円で、4個駄菓子を買う。
小さな買い物かご2つに、兄と自分の分を入れた。
「太一いないから、かご一つでいいよ」「だめ!わからなくなるから!」
 2才ぐらいからお買い物を教えてきたので、5才の今は、買い物上手。
カートの持ち手にタオルを巻き、「マスクないから怒られない?」とコロナ禍も受け入れている。「わぁ、から揚げ!おいしそう」「いいよ」「あ、ピザだ、食べたいな」
「いいよ」  かずくんはおねだり上手ね。(^0^)V 娘んちの夕食は、から揚げとピザになりました。 うちは、天ざると筑前煮。

×

非ログインユーザーとして返信する