410上橋菜穂子「物語と歩いてきた道」&台風の一日
なるほどなぁ。
生きてきた道が、物語だ。
「チャグムが、一度、宮の外の世界を知ってしまったのも、
その生活にいかに恋こがれようとも、もう二度ともどれないのも、
やがて帝になる運命(さだめ)なのも、あんたの責任じゃない。
これは、人の力を超えたもののせいだよ。・・・そして、
そこからのがれるために、夢のなかにとどまることをえらんでしまったのは、
チャグム自身なんだ。わかってるだろ。
自分を責めるような、むだなまねは、やめな。」・・・ささる・・・
★台風の日。
9月1日から雨が続き、夏は去った。
10月1日も大型台風。太一の小学校は休校を昨日決めた。正解。
今も、外は大雨。こわい。
人の人生は、選べないものなのかもしれない。
選んでいるようで、選べないものかもしれない。
そうせざるを得ないのだ。
そして、後悔したり、悲しんだり、・・・実は、そうなっているものであり、
自分を成長させてくれるものでしかないのだ。
すべては、体験のために。
体験しに来たのだから。悔やみはない。何のカードが出るかわからないのが人生。
出たカードが、自分。出たカードで勝負しよう。
あまりにうつくしい・・・なでしこ?・・
この黄色い菊も・・・