小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

327山本周五郎「しづやしづ」& 夫のお父さんの命日

久々に山本周五郎を聞いています。
周五郎さんを看取った奥様とはお目にかかったことがあった。
お江戸の下町の姉妹で、きさくで飾らない正直な下町っこの姉妹に影響を受けて
周五郎さんの書くものが変わっていったと聞く。
まさに、そういう奥様だった。
亡くなられてご遺体にも手を合わせることができた。
よくよくのご縁だと思う。

★雨あがる
 じどじどとしていて、暑いんだか何だかわからない。


 今日は、夫のお父さんの命日。亡くなられて66年が経つ。
 夫は小学1年生だったという。
 37才という若さで、脳溢血であっという間のことだったという。
 11,9,7つという幼い3人の子どもを残して逝く無念さは
 いかばかりだっただろうと、話し合った。
 お父さんは、亡くなるその日、くず餅を買ってきた、とのこと。
 毎年、命日には「くず餅」が仏壇に供えられた。
 昨日、二人でくず餅を食べた。
 夫も姉二人も、もちろん幼子を残されたお義母さんも、
 苦労な人生だった。
 昔は(今も)、女手一つで子育てをするというのは並大抵のことではなかった。
 かくいう私も、早くに母を亡くしている。
 夫と私は似た者同士なのだ。


 テッセン・・・かな・・・

これはなんだろう・・・

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