小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

325ベスト・エッセイ2015 & ヘア・ドネーション

宇都宮直子さんのエッセィは「幸せな茉莉子」。
24才になる姪のことを書いたもの。
「・・・茉莉子はこれまで、一度も挫けたことがない。
 愚痴をいったことがない。人の悪口も言わない。
 とにかく、とてもちゃんとしている。」
ここまで読んで、すごいなぁと思った。続きを読んで、あ、と思った。
「 それがダウン症だからなのか、個性なのかはわからないけれど、彼女は
 純粋で、なんというか慈愛に満ちている。」
そのあと一気に読んだ。涙が出た。
 美和ちゃんのこれからの人生を思って泣いたのかもしれない。
茉莉子さんは、中学でいじめにあっていたときも、みんなから冷たくされていた時も
学校を休まず、「お友達がたくさんいるの」と言った。
悲しくて泣くことはあったけれど、人を怨まなかった。・・と。
宇都宮直子さんは、こう続ける。
「悪意となんて闘わなくてもいいのだ。氷のような人たちに愛されなくても、
 少しもかまわないのだ。茉莉子に教えられ、私は生きている。与えられた人生を喜び、
 感謝するのを覚えた。」
まさに、わたしが今美和ちゃんから教えられていることが書かれていた。

★雨。10時半ごろやんだ。
 全国ではまた雨の被害が出ている。どうぞみなさん無事で・・・
  
 午後に、妹の孫が、ヘアドネーションのために、お友達と二人分、きれいな髪を
 送ってきてくれた。
 美和ちゃんが白血病になり、髪の毛が抜けたため、娘はヘアドネーションをするために
 髪を伸ばし始めた。
 私も協力したいと思い、切らないで伸ばしている。
 妹に私が言ったのかなぁ・・・妹は、娘に伝え、その娘が長い髪を、寄付してくれたの
 だ。しかも、お友達まで誘ってくれた。
 ありがたい。妹の娘とその娘は、行動力と人間力のある子に育っている・・・
 そのことが、また私にはうれしい。
 
届いた髪と手紙・・・

濃いオレンジ色のグラジオラスが、郵便局で咲いてました・・・

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