63 池見酉次郎「ヘルス・アート入門」& 絶対無理
踊り 歌 絵画 楽器 陶芸・・・
芸術が体を癒す、と池見先生は説く。
20年ほど前に、
アメリカ中央部にある大学で、歌舞伎の立ち回りを指導してくれと
頼まれたことがあった。
木刀いるんだけどなぁ・・・新聞紙で作るかなぁ・・・と不安だった・・・
何十本もの木刀と竹刀を見たときにはびっくり!
「なんで、日本の木刀と竹刀があるの? アメリカってすごい!」
参加者は、アメリカ国内の俳優たちがメインだが、
オーストラリアやカナダなど外国からの参加者と、
地元の大学生も含めて200名ほどで、
3つの大きなトレーニングルームで、同時に3か所で行われた。
2日間、1レッスン2時間、朝から夕方まで、
参加者は、どれでも自由に参加できた。
歌舞伎の立ち回りは前評判も高く、
足りなくなったら野球のバットも使った・・・(^_^;)
2日間で2回教えた。
他の時間は、サーカス、フェンシング、ムーブメントと体験した。
ランチは、ほかの講師たちと食べ、面白かった。
二人の大学生の助手がついてくれた。
「日本の俳優たちは、戦うトレーニングはあまりしない。
歌や踊り、気功やヨガといったメンタルトレーニングが多いのよね」
池見先生がいわれていた“ヘルス・アート”が日本にはぴったりだと思った。
「ヘルス・アート、いいですね」と学生たちも共感してくれた。
帰国し、プログラムを作り、ヘルス・アート塾で、教えた。
コロナが終わったら、また再開しようと考えている。
★体操教室に、太一のお迎えに行った。
開口一番「絶対無理!」と言った。
跳び箱の試験に落ちたという。
合格者は一人。
月1回の試験に合格すると、次のステップに進めるという。
「できないと言っちゃダメなんだ」
とつぶやかれた井出さんの顔を思い出す。
だからトップなのだな、とその時思った。
絶対無理、と思っている間は、無理なのよねぇ・・・
これから先、なんどでも難しいこと、出来ないことがあるよなぁ
太一・・・
できないのは、今、
明日はわからないよ。
飛べてる自分を頭の中で想像したらどうかなぁ
そして、足を広げる練習しようか