小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

16 木村達雄「透明の力」「合気習得への道」& 事件

エネルギーがある最高の本。


16年ほど前に矢山先生から木村達雄先生を紹介していただき電話をかけた。
話の流れで、「来ますか」ということになった。
「はい」と、筑波大学へ行った。


木村先生の研究室で、わたしはとんでもないことを体験したのだ。


私はソファの前に立ち、両手を前に、木村先生が私の両手首を軽く持つ。
とたんに、わたしは、ソファに倒れた。
「なんで!?」
なんどもやってもらった。
そして、
両手首から気が抜けるのを体験してしまった!


人間は一度体験したら、その体験を無かったことにはできない。
気が抜ける・・・
力ではない。気が抜けると、人は倒れる。
その日、私はクタクタだった。
木村先生に何度も倒されているうち、元気いっぱいになった!
「私も、佐川先生に投げられるたび、元気になりました」
気の交流。
良い気を持つ人やモノと交流するだけで、こちらにその気が移り、
こちらもそのようになるのだ。
イヤシロチ、ケガレチとは昔から言われている。
良い気と交わり、悪しき気は避ける。
もっともっと気を付けよう。


木村先生の人生の話、佐川幸義先生との出会いと修行、佐川先生が亡くなられて今の話、
どれもこれも私は惹かれる。尊敬の念は今も変わらない。
すごい人と思う。



★「お母さん、昨日の晩は大事件があったのよ。
 ゆうたに駅まで迎えに来てもらい、家に帰ったら、電気が消えていて、
 鍵が開いて、二人の靴がなかったの。
 ゆうたは自転車で公園を探しに行き、私はもう一度家の中に隠れていないか
 探していたら、えっちゃんから電話が。二人はえっちゃんちにいったのよ!
 あの暗い道を。ゲーム機で明かりをつけながら。
 えっちゃんちのインターホンを鳴らして、二人はギャン泣きしてたって。
 パパとママがいないって。二人でいて急に怖くなったらしいのよね。」


 いつもは、「お迎えついていかない」などどいって、
 兄弟でテレビを見ているのだけれど、昨夜は、急に不安になったらしい。
 家の電気を消して、足元明かりを持ち、二人で力を合わせて、えっちゃんちに
 行き、着いたとたんに泣き出したのね。
 無事でよかったね。


 これからは、一緒に連れていく、と反省したパパでした。

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