小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

25 ジョージ秋山「浮浪雲」& お隣さん

ジョージ秋山さんが亡くなられた。
亡くなる前に、「浮浪雲」が(完了)。
ザーザー、ハハハハハ、ザーザー。
海の音と浮浪雲の笑い声。
長い物語は終わった。


浮浪雲の単行本、夫は買い続け、
わたしも全部読んだ。
「今日はあると思ったらやっぱりあった」出たらすぐ買っていた。


 本好きの彼は、本に関してだけは直感が働いた。
近頃は、私がいなくては外に出られない。
「(欲しかった本が)今日はあると思ったよ」とか
「(探してた本が)ぱっと止まった目の前にあった」とか
 面白いことを言っていた。
 わかるわかる。
 好きこそ~よね。


浮浪雲と一緒に人生を過ごせた。感謝!合掌



★夫とランチから帰宅したとき、
お隣さん夫妻もちょうど帰宅したところだった。
「あらぁ、お帰り~。退院おめでとう!~!」(^0^)V
「ありがとう」m(^0^)m
「ご主人より先に逝ったらダメよ!」
「難病なんですって。一生お薬飲むのよ」
「うちのかっちゃんも難病みたいなもんよ。」・・・慰めになったかな?


 お隣さんとは38年のおつきあい。
 さらりとした関係で、しかし、近年は、なくてはならない存在になっていた。
 
 義母を12年在宅介護し、亡くなった時、
 歩けなくなったお隣のおばあちゃんが、おぶさってきてくれた。
 「かっちゃん、小夜子さん、長いことご苦労さん。
  冬になるまでに早く逝きなさいよって、言ってたのよ。
  これで(あの世へ)先導してくれるから安心した。」
 夫と私は泣いた。
 おばあちゃんは数年して、99才で亡くなった。
 その後、父を京都から呼び寄せ、
 娘が結婚して家を出、
 孫が出来たり、
 父の在宅介護2年の後、去春亡くなり、
 夫が退職と同時に歩けなくなり
 ご近所さんも3人4人とあの世へ旅立った。


 長く住めることは幸せだと思う。
 ご近所さんに恵まれている。
 「こんにちは~」「いってらっしゃい」と
 笑顔で声を掛け合える人たちがいることは
 かけがえがない。

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