小夜曲~本と日々の暮らし

私に・・・あったこと、思ったこと、これからのこと。

119鵜飼秀徳「霊魂を探して」& 極寒700キロ走行、優勝したのは

鵜飼さんは、うちのお寺の副住職。
もうびっくりした。
新聞記者として、長年活躍、
『寺院消滅』2015年『無葬社会』2016年につづく3部作として
この本を上梓。2018年。同じ年、『仏教抹殺』も上梓。
お寺で全部買わしてもらい、全部読んだ。
秀徳さんの亡母は、私がほんの短い間アルバイトをした医院で
一緒にアルバイトをしていた美しい人だった。
うちのお寺にお嫁さんが来るというので、
檀家の人たちに紹介があった。父も行った。
「千本の金物はんの人でなぁ・・・」
「え、え、え、知ってるぅ!」
何度もお寺へ行き話をした。何しろうちのお寺なので。
その後、男の子を二人授かった。
その次男が、鵜飼秀徳さん。
よくよくのご縁だと思う。頑張ってほしい。
ご住職は健在で、これから墓じまいと、永代供養墓建立でお世話になる。

★今日は、昨日と打って変わり、寒いですね。
 風邪気を付けてください。
 娘に頼まれたショルダーバックが完成し、
 午後2時過ぎに、遅めのランチに夫と出かけます。


   めったと見ないが、極寒のコース700キロを走るというすごいものを見た。
 バイクでも、スキーでも、歩きでもOK。
 日本人が一人参加したが、途中でリタイア。
 31名中、完走したのはわずか12名。
 優勝したのは、バイクで走った61歳の男性だった。
 お金をためて、2年ごとに参加しているという。


 *1日目で、バイクのタイヤが壊れ、次のキャンプ地まで、
  50キロをバイクを押し、そのキャンプ地で12時間、
  タイヤが来るのを待った。
  「なぜ、リタイアしないかって?
   ここに人生の10枚のカードがあるとしよう。
   8枚や9枚使っただけではダメなんだ。10枚全部を使い切るのが人生。
   ただそれだけ。タイヤが壊れようが、関係ない。
   ゴールを目指し、ゴールするだけさ」


 *父親の乳歯のペンダントを見せながら・・・
 「父から大自然のことを教わった。大自然は、すべての人に平等だ。
  自然を敬うこと。この年齢になると、父の教えをよく思い出す。
  苦しい時、父の乳歯が力をくれる」(と、ペンダントを握った)


 *最後のキャンプ地であたたかい夕食を食べながら・・・
 「仕事は、残念ながら満足のいくものではないんだ。(彼は道路工夫をしている)
  そのネガティブなたまったエネルギーを、レースに参加することで、
  ポジティブに変えることが出来るんだ。
  仕事しているときは、いつもここのことを思い出している。
  ここは俺にとって天国なんだ。」


  なんという哲学。
  信念だ。
  それにしても、なんというレース!一緒に体験した。
  
  29歳の女性が参加していた。
  1日目で、66歳の男性が腹痛で、寝袋で寝ているのを見て、
  彼女は、救助が来るまで、1時間、彼に付き添った。
  その男性は、リタイアしてタンカーで運ばれていった。
  彼女は、最下位になった。
  「多分、今最下位でしょうね。でも、彼をおいていくことはできませんでした。」
  とほほ笑んだ。
  彼女は11位で完走した。
  「すこし、強くなったように思います」と控えめな感想を述べた。
  美しかった!

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